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 今日は特に面白いイベントもなく、何かネタになるものはないかと考えていたら、うちの来年度のロー入試がちょうど来月の週末に迫っていることに気づいた。そこで、その頃のことをつらつらと振り返ってみようと思う。

 さしあたって今回は、ロー受験を決めるまでの過程について。

 学部3回生の今頃の季節になると、自分もたいていの法学部生と同様に悩んだ。就活をはじめるべきか、ローを目指して勉強に専念するか。ある意味では大学受験で浪人したとき以上に悩んで(そのときは良くも悪くも選択の余地はなかったから)、そのときが生まれて初めてといってもいいくらいなのだが、父親に相談したりもした。

 そんなときに解決策を見出してくれたのは、今も一緒にローに通う友人。彼は、ロー入試を受けてみて、それで駄目だったらそのまま就活をはじめるという。つまり、ロー入試は一度きりのチャンスにかけて、もし叶わなければ一年留年したうえで(4回生の冬に就活をするのだから当然そうなる)社会に出るというプラン。
 これを聞いたときに、「あー自分もこれで行こう」と思った。成績は可もなく不可もなくという程度だったが、それなりに頑張って六法系の科目を履修してきた以上、それを無駄にせずに将来役立てたいという思いがある一方、何年もロー入試に失敗して社会に出るのが遅くなるのもいやだった自分にとっては最善の方法だと思ったから。
 
 入試に失敗すれば就活と留年生活が待っているはずだったが、それも自分にはたいして問題にはならなかった。前者に関してはまだ今のような氷河期にはなっていなかったし、後者に関しても、うちの学部には留年なんてごろごろいたし、その1年の間に法律以外の社会に出るために必要な勉強が好きなだけできると考えれば、それはそれで魅力的だった(更に、最も重要なことに実家の了承も得られた)。むしろ、受験直前の勉強がいやになった時期には、そちらの進路がやけに輝いて見えたものだった。

 いわば、退路を作ったうえで受験に望んだわけだが、このやり方には一長一短があったと振り返って思う。メリットは、これが最初で最後だと思えるから、多少苦しくても頑張ろうと思えたこと。デメリットは、メリットと矛盾するようだが、逃げ道を作ってしまったせいで逆に踏ん張りきれなかった場面もあったこと。それでも、総合的に見れば、「自分はロー以外の選択肢はありえない」と追い込んでしまうより、少なくとも自分にとってはよかったと思う。

 幸いにして、というか今の自分はもう一つの道にいる。はっきりいってもう一つの道よりも断然遠く険しい道を選んでしまったという自覚はあるが、後悔はない。あまり薦められるものでもないが、もし自分の進路を迷っているかつての自分のような人がいれば、こういう選択肢もありうるということだけでも伝えられればすごくうれしい。
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2009/11/10(Tue) 10:43 |  |  | 【編集
Re: タイトルなし(長文)
 お久しぶりです。とてもとてもポジティブなイメージをもらえるような内容とは我ながら思えないのですが、そういっていただけるとやりがいがあります。

 さて、 本題ですが、コメをくれたエントリーに書いたとおり、自分は後ろ向きともいえる退路を確保して受験に臨み、おそらくは滑り込みといっていい順位で合格したはずの人間なので、そのあたりも踏まえて参考にしてもらえると助かります。

 自分も心臓は(身体的な意味ではなく)非常に弱い人間なので、去年のこの時期はやっぱりつらかったです。目の前の試験のことを考えると何も手につかなくなったり、かといって考えないでおこうと思っても考えずにはいられなかったり。そういうことはざらにありました。

 そこで、もっぱら精神面でのアドバイスというか、自分の経験を振り返ってみると、とにかく同じ立場の友達とひたすら愚痴を言って気を紛らわしていたような気がします。休憩で外の空気を吸いに行ったらばったり会って、そのまま1時間近くしゃべっていたりしたことも時たまありました。もちろん、これは勉強時間の確保という観点からは有害以外のなにものでもないのでしょうが(苦笑)、直前になってあれこれ頭に詰め込もうとするよりは、よっぽど精神衛生上はいい時間のすごし方だったのではないかと今振り返れば思ったりもします。もちろん、その前後はしっかり勉強しないといけませんが。

 それ以外では、これは全く月並みになってしまいますが、やっぱり試験が終わった後のことを考えるというのは気を紛らわせるにはいい方法じゃないかと思います。自分は試験が駄目だったらそのまま就活をするつもりだったので、「そっちの方が楽しいかもしれない」とか、「早く給料がもらえる」とか、とうてい受験生とは思えないようなネガティブな発言を繰り返して、同じく受験生だった周りの友人を困らせていました(笑)
 少なくとも自分にとってはそういうやり取りをしていると気が紛れると感じたからですが、別にそんな不吉な方向でなくても、終わったら旅行に行こうとか、あの気になっていた本を読もうとか、そういうプランをいろいろ立ててみるのはいい気分転換になると思います。実際、試験が終わった後というのは、完全に気が抜けてしまって合格発表までダラダラすごすということにもなりかねないので(経験者は語る)、それを防ぐ意味でもお勧めです。

 あとは、更に月並みですが、自分のそれまでの努力を信じるということに尽きるかと思います。直前期に何もやる気がしない、もしくは試験会場で問題を見ても頭が真っ白になってしまった。そんな状態のときでも、それまで自分がやってきたことを思い返して、それを絶対に無駄にはしたくないと思えば、なんとか頭と手は動いてくれるのではないでしょうか。実際、自分が(バレバレのようですが)今のK大を受験したときも、ある科目で目を覆いたくなるような分野から出題されてパニックになりかけたのですが、それでも自分がやってきたことは無駄にしたくない、それにこの分野をきちんと押さえている受験生はそんなに多くないはずだといい意味で開き直れたおかげで、(点数はともかく)なんとか切り抜けることができました。

 最後に、ひとつだけ現実的な話ですが、複数のローの試験を受けるとのこと。自分は2校しか受けていないのですが、それでも最初のK都大を受けた後はものすごくモチベーションが下がりました。どうしても試験が続くと、その間緊張感をずっと保ち続けるのは難しいようです。たとえば試験終了のその日の夜はカラオケに行って思いっきりストレスを発散するとか(実話)、その翌日くらいは思い切って休んでみるとか、何らかの形でメリハリをつけたほうが試験期は肉体的・精神的にもいい状態で過ごせるのではないかと思います。

 以上、自分の悪い癖でおもわぬ長文になってしまいましたが、この中でほんの少しでも参考になる部分があれば幸いです。それと、韋駄天の紹介、ありがとうございました。恥ずかしながら始めてその存在を知りました…orz
非常に便利なサービスなので、今後判例をネット検索する際にはぜひ活用したいと思います。
2009/11/11(Wed) 01:54 | URL | dobamuti | 【編集
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2009/11/11(Wed) 08:13 |  |  | 【編集
御武運(御文運?)を!
 ちょっとでもお役に立てたということであればこちらも気が楽になります(せっかくコメントしてもらって気分を害するなんてこともないですよ)

 最後に補足するとすると、うちの学部学生であろうと、合格確実と自他共に認められ、余裕綽々で入試に望めるような人は上位層の一部に限られると思います。この時期、図書館などで自分の後輩達が一生懸命受験勉強している光景が見られますが、その大多数は去年の自分と同じく不安いっぱいで試験当日を迎えるはずです。バイトがあったり、サークルがあったりで、けっしてみんながみんな学部の間に法律の勉強に集中してきたわけではないでしょうし。

 というわけで、とかく試験の時には周りが賢そうに見えるものですが、あまりそういうことは気にしないで強気で臨めばいいと思います。この時期は本当に大変だと思いますが、ぜひ頑張ってください!!
2009/11/11(Wed) 09:37 | URL | dobamuti | 【編集
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2010/04/09(Fri) 09:02 |  |  | 【編集
Re: タイトルなし
 わざわざの報告ありがとうございます。音信がないので正直なところ気になっていました。

 同じローに通えなかったことは(同郷と聞けばなおさら!)残念ですけど、ロースクールは所詮司法試験を受験して法曹になるための手段でしかないわけで、そうだとすると、入ったローでどれだけ頑張れるかの方がよっぽど大事だと思います(1年間経験して、周りを見渡しての実感です)

 自分は大学受験で一浪しましたが、そのときの経験から考えても気持ちの切り替えがなかなか難しいだろうとは思います。ただ、ローでの生活は、特に既習の2年間なんてあっという間に過ぎてしまうので、少しでも早くそれを満喫できるような前向きな気分になれるといいな、と(老婆心ながら)願っています。

 それでは。自分も勉強はもちろん、ブログも頑張って更新するよう努力します。連絡してくれて本当にありがとうございました。
 
2010/04/10(Sat) 00:12 | URL | dobamuti | 【編集
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